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家庭でのアロエ利用における人間の退化か進化か

●家庭でのアロエ利用における人間の退化か進化か
キダチアロエをさっとカットしてやけどや傷口にすり込む、というのは昔は当たり前だったようです。
少なくともこの行為を「やめたほうがいい」と言われる状況を想像した人はいなかったでしょう。
ところが、最近のお医者さんというか大学の先生というかオーソリティーの方々はこのアロエの利用をイマイチオススメではないようです。
これは、アロエの表面に付着している細菌や雑菌が傷口に入って化膿することを危惧しているからのようなのです。
ただ、昔からアロエを使って反対にはれるようなことがあったのかという話になるとほとんどなかったはずです。
ですから、木立アロエは家庭の常備薬として植木鉢からカットしてすぐに使われていたわけです。
それでは、なぜ現代になるに従ってこのようなことが顕在化してきたかというとやはり医学の進化よりも情報伝達の進化によるところが多いでしょう。
キダチアロエのエキスを傷口に塗り込んで、仮に細菌が入ってもアロエ自体の殺菌効果があるため現実にはほとんど問題にならないはずです。
つまり、わずか数パーセントの問題のあった事象をとりあげて と言っているような気がします。
もちろん、医師などは専門家としての意見を聞かれるため、積極的にオススメできないというつらさがあるのは問題です。
キーワードは自己責任なのでしょうが、普通に家庭で自宅鉢植えのキダチアロエを使う分にはさほど気にする必要もないような気もします。

キダチアロエは小分けにして食べる

●キダチアロエは小分けにして食べる
キダチアロエは、基本的に口当たりが悪いため食べにくいアロエです。
アロエベラのように皮をむいてゲルだけを食べるほど実がないからです。
そこで食べるとした場合は、3,4センチ幅の生葉を数回にわけてたべることになります。
3センチぐらいにカットしたキダチアロエの葉は、およそ20グラムになりますがこの量ぐらいが適当です。
また、一日に何度も食べるものではなく2回ぐらいに抑える方がいいようです。
これは、個人差もありますが、キダチアロエの薬効成分が強烈に反応する人がいるため様子をみながらという意味です。
ちなみに、鉢などから随時カットして食べるのがいいですが、まとめてカットした場合は普通の野菜と同様にラップして冷蔵で保存することが可能です。
ところで、生の葉を毎日カットして食べるのは続かない理由があります。
それは、キダチアロエは皮ごと食べると苦みがきついためです。
そこで、おすすめの方法がレモンやはちみつを混ぜて食べるためにおろし汁にする方法です。
普通にカットしてとげをとったキダチアロエをショウガの様におろし金を使ったり、ミキサーなどで粉砕すればできあがりです。
このおろし汁に、食べやすいようにレモンやはちみつを混ぜて飲むということになります。
おろし汁にすることのいい点は、まとめて大量につくって残りは冷蔵庫で保存することができるという点です。
おろし汁も苦いですが、生の葉よりも多く摂れるため量には注意が必要です。
一回の量は、様子をみながら20グラムぐらいから始めるのが適当なようです。
薬効の効能が強いキダチアロエですから、最初は徐々にならしながらがベストです。

キダチアロエが使えない現代っ子

●キダチアロエが使えない現代っ子
キダチアロエというのは、従来は家庭の植木鉢や庭に植わっていて必要な時につかう家庭の常備薬でした。
つまり、台所でお母さんがやけどをしたり、子供が誤ってお風呂でやけどしたりしたらキダチアロエをカットしてその液体を塗った訳です。
事実、これでやけどはスグに治りましたし、何も問題もありませんでした。
また、子供の切り傷や擦り傷なども同様で、外で転んだ子供の傷に直接キダチアロエのジュースを塗りこんで問題なかったのです。
ところが、近年こういったことができなくなってきたようなのです。
それは、ばい菌が混入してやけどや傷が化膿したりすることがあるからというのです。
正直この話には驚きですが、一部であっても事実ですから仕方ありません。
このため、医療機関では鉢植えのアロエをカットしてそのまま傷に使うのはやめるように行っているのです。
昔は情報の伝達が悪かったから、こういったばい菌の混入による問題が隠れていただけかもしれませんが他の可能性もあります。
それは、現代の子供の細菌に対する抵抗力が極端に低くなっていることです。
生まれたころから異常ともいえる菌の少ない環境で育っているため本来子供の頃に身につけるべき弱い細菌への抵抗力が皆無なのです。
この程度のことで、キダチアロエというすばらしい家庭常備薬の効能が使えないなんてもったいないことです。
無茶なことをしなければ大丈夫という考えであれば、自己責任でどんどん使ってもいいような気もしています。

キダチアロエのペーストで育毛する

薄毛の原因は、男性ホルモンの影響で発生する5アルファリダクターゼという酵素が原因と言われています。
キダチアロエに含まれる成分で、アロインという主成分がありますが、このアロインが5アルファリダクターゼの働きを阻害することがわかっています。
このため、キダチアロエで作った育毛剤には効果があると言われている所以です。
キダチアロエで作る育毛剤はアロエ酒が多く、基本はキダチアロエを天日干ししてそれを焼酎にしみ出させるという方法で作ります。
ただ、これは使ってみるとわかるのですが、いまいちパンチがありません。
パンチで育毛するわけではないので、気長に使えばいいのでしょうが、発毛にはただでさえ時間がかかりますから人情としては効きそうな感覚がほしいところです。
パンチという意味では、キダチアロエを使ってアロエペーストを作るのがいいかもしれません。
作り方は、キダチアロエを細かくフードプロセッサーなどで細かくして鍋で煮込みます。
30分ほど煮込んで、さらしなでろ過したものがアロエペーストになります。
そして、このペーストを頭皮に塗るわけです。
スプレーで酒をかけるよりも、はるかに頭皮によくて育毛してきそうな気がします。
アロエペーストの保存は冷蔵庫で最長2週間ぐらいだそうです
言うまでもなく、鮮度が高い方が効果が高いと思われるので早めに使い切りたいところです。

キダチアロエで作ったアロエエキスの発毛効果

●キダチアロエで作ったアロエエキスの発毛効果
キダチアロエで作ったアロエエキスは、頭皮のマッサージには最高にいいそうです。
もちろん、万人向けではないでしょうが、使っている人の多くが漏らしている感想です。
育毛はもちろん白髪も減るという話もあるぐらいですから、頭皮自体が健康になっているイメージを感じられます。
東洋医学では、髪の毛のことを血餘(けつよ)と呼ぶそうです。
早い話が、血の余りだそうです。
つまり、余っていないと髪の毛に回る分がなくなるということですね。
東洋医学の話なので、相当歴史はあるでしょうが、これは、ある意味では髪の毛で悩む方にとっては新発見かもしれません。
血液の量や質というのは、食生活がそのまま直結するため腑に落ちる方も多いかもしれません。
キダチアロエで作ったアロエエキスで頭皮をマッサージしても血液の量は増えませんから、飲用して血の質をサラサラにすることも重要です。
外用、つまりマッサージで使う分には、キダチアロエの増血作用のある成分があるそうです。
ちなみに、市販のアロエエキスは、アロエベラで作られていると皮の部分が取り除かれていて効果があまり高くありません。
これは、皮の部分の成分が薬事法に抵触するため取り除く必要があるからです。
そのため、アロエの薬用効果を得るためには自分でキダチアロエを使ってアロエエキスを作るのがてっとり早い方法かもしれません。
アロエを引用すると肌の色が黒くなるという話があるのは、血が濃くなって多くなるのが原因とも言われます。
逆に、青白い顔をしている人は、血の色が薄いのが原因とも言われます。

キダチアロエを頭皮のダメージに使う方法

●キダチアロエを頭皮のダメージに使う方法
ずいぶん前に「おもいっきりテレビ」で紹介された情報です。
キダチアロエが、薄毛や白髪など頭皮のトラブルにいいという話は昔からあります。
ただ、実際にどういった使い方があるのか紹介されているようでされていません。
キダチアロエの頭皮への、分かりやすい使い方がありそうでなかった気がします。
「おもいっきりテレビ」で紹介されていた内容はかなり分かりやすい方法でした。
皮膚科クリニックの先生が紹介していた方法は、アロエのゲルを頭皮全体に塗ってお風呂に入る、そして洗い流す。
これだけです。
ただ、湯船に入って5分ぐらい暖まることと、しっかり頭皮から洗い流すのがポイントのようです。
こんなことで効果があるなら本当に簡単です。
ところで、この使い方の場合には注意することが一点あります。
それは、シュウ酸カルシウムによるかぶれです。
シュウ酸カルシウムに反応する人は、山芋や若いパイナップで痒くなる人です。
そういう人は、この方法は使えません。
ただ、アロエエキスにしてしまえば、この痒い反応は起きないそうです。
アロエエキスの作り方は、別ページに紹介してありますのでそちらを御覧ください。
ちなみに、この頭皮への効果を狙った使い方は、アロエの抗炎症効果を狙ったものだそうです。
基本的に頭皮のトラブルは、ほとんどが頭皮の炎症が問題だということになります。

キダチアロエの歴史

●キダチアロエの歴史
キダチアロエはいつごろ日本に入ってきたのでしょうか?
その一節として有力なのが、ポルトガルの宣教師と一緒に長崎に伝来したというものです。
時代としては、戦国時代の真っ只中であった西暦1500年代の後半ですね。
キリスト教の布教とともに、宣教師がキダチアロエを持ってきたということですね。
そのまま、日本の気候に合って手間いらずの生命力を持つキダチアロエは繁殖を続けていったのではないかということです。
もちろん、その際にキダチアロエのいろいろな効用も伝えらてそれが広まっていったのでしょう。
そもそも、キダチアロエのような万能の薬草のようなものは、日本人には好まれれやすかったのかもしれません。
また、時代が変革の時代だったということもあり、新たな薬のようなものが受け入れやすかったとも考えられます。
キダチアロエは見た目は得体のしれないものだったに違いありませんからそのように予測できます。
何れにしても、その後のキダチアロエの民間での家庭用薬としての活躍を考えると日本はかなりラッキーだったと言えます。
そして、その後、臨床というか実体験によって分かったキダチアロエの効能は利用されていくようになります。
つまり、キダチアロエなどの葉を切って、しみ出したジュースを傷口に塗ったり、皮を剥いてやけどや傷口に貼っていたのです。
ところが昨今の医療関係者に言わせると、この行為はあまりオススメでないというのです。
彼らが言いたいのは、路地や屋外の植木鉢に植わっている植物は雑菌が多いというのです。
つまり、そのような傷口などに塗ると雑菌を混入させる恐れがあるので止めて欲しいということのようです。

キダチアロエとアロエベラの比較

●キダチアロエとアロエベラの比較
アロエと呼ばれる植物は世界には相当な種類があるそうです。
ただ、有効な成分をもつアロエはわずか10種類程度しかないそうです。
では、それ以外は何に使うのか?
観賞用ですね、花を咲かせる品種もあるそうです。
ちなみに、キダチアロエも花が咲くそうです。
日本で見られるアロエは、キダチアロエとアロエベラの主に2つです。
事実上、この2種類だけかも知れませんね。
ともに、皮の部分は薬用に使われるようです。
逆に言うと、食品、つまり健康食品としてはジェルの部分しか使えないということです。
実は、キダチアロエは、アロエベラにいろいろな意味で負けています。
大きさもそうですし、取れるジェルの量も段違いです。
有効成分でも、アロエベラにはあっても、キダチアロエにはない成分はたくさんあります。
ところが、逆にキダチアロエにはあってアロエベラにない成分も少なからずあるのです。
たとえば、アロエニンです。
これは、健胃、緩下(かんげ)の効用があるそうです。
緩下とは、中程度の下剤効果のことです。
ちなみに、強烈なのは”瀉下”効果です。
それ以外には、アロエウルシンです。
これは、抗潰瘍、文字通り潰瘍に効果がある成分です。
それ以外には、アルボランA・Bというもの。
これは、血糖値効果の効用です。
ただ、これらは葉を全部使った場合の成分なので素人が使うとちょっと怖いですね。
素人が内服する場合は、ジェル部分だけが安全かもしれません。

キダチアロエは食用には適さない

●キダチアロエは食用には適さない
食用と薬用に使われているアロエにはさまざまな種類があります。
日本人は、キダチアロエぐらいしか知りませんが、アロエと名のつく植物は本当にたくさんの種類があるそうです。
その中でも食用については、主にキダチアロエとアロエベラが使われています。
薬用としては、フェニックス、アフカ リーナ、スピカータを起源とした種類が使われることが多いそうです。
ところで、食用に使われるキダチアロエとアロエベラですが、食用に向くのはアロエベラの方です。
その理由の一番は、使用する部位の違いです。
部位というと分かりにくいですが、要するに葉っぱのことです。
残念ながら、日本でおなじみのキダチアロエは、食用には向きません。
なぜなら、肉が小さいため皮ごと使うため苦みが強くなるからです。
正確には、皮ごと使わざるをえないぐらい肉の部分が少ないのです。
一方のアロエベラは、肉が厚いため、皮と苦み成分を除いて使うことができるのです。
そういう意味では、現実的には食用のアロエは、アロエベラのみということになります。
事実、アロエベラは、沖縄地方では刺身でも食べられるぐらいです。
居酒屋などでメニューにあって、泡盛の飲み過ぎの二日酔い防止に注文されるそうです。
一方のキダチアロエは、食べるのには適さないという意味でも細かく粉末にしたり、乾燥させてお茶にして摂ることが多いようです。

キダチアロエのキダチは木立ち

●キダチアロエのキダチは木立ち
茎が伸びて成長するアロエなので”木立ちアロエ”というそうです。
世界的には、圧倒的にアロエベラの方が有名ですが、日本では圧倒的にキダチアロエが有名ですね。
理由は、明白です。
日本で年中、庭先や植木鉢で栽培できるぐらい寒さに強いからです。
アロエベラは、寒さに弱いのでこの芸当はできません。
実は、アロエで驚いたことがあります。
それは、ワシントン条約でアロエは輸出入が制限されているそうなのです。
そのため、キダチアロエもむやみには輸出などはできないのです。
ワシントン条約とは、絶滅の可能性がある希少な植物などを守るためにあるようです。
アロエは、ほとんどの種類がこれに含まれるということですね。
例外が、アロエベラのようで、アロエの中で唯一の栽培種として扱われているそうです。
つまり、私たちの日本にあるキダチアロエは、貴重な植物ということですね。
キダチアロエは、昔から「医者いらず」と呼ばれるぐらいに薬のように扱われてきました。
ただ、皮の部分も一緒に使うため、いろいろと問題があります。
一番の問題は、安全性です。
皮の部分は一歩間違うと毒性を発揮するため、胃炎などを引き起こしたり、大腸に悪影響を与える可能性があるのです。
使う場合は、皮と取り除いたジュエの部分か、カットしてあふれてくるジュースだけにしたようが無難なようです。